2014.8.07 日記
許可
建設業という職種は、いろいろな法律によってがんじがらめになっています。
大本になるのが建設業法(いわゆる業法です)です。業法でも色々な届け出を義務付けられています。ひとつに決算変更届と言うのがあります。これは申告納税が終わってから14日以内に、監督官庁へ財務諸表等を添えて提出しなさいというものです。
簡単そうに思える仕事ですが、これが激的に難しい。難しいからこそ司法書士なる仕事があるわけですが…
色んなコツを押さえながら決算変更届を提出すると、間髪入れず経営情報分析を依頼します。これが届くまでの間に経営事項審査(経審)の書類を作り上げるのです。
(これが今回提出の経審の書類です。例年これらをほぼノーミスで通します。)
この経審というのは、その建設会社の施工力・技術力・社会性・安全性といった総合力を数値化して送って来ます。これを持って各官公庁へ指名願いを出し、公共工事を申し込める資格を得るわけです。
ちなみにその総合評点(P)の点数によってランク付けされます。
1,000点以上~ 全国業者及び地場大手
950点~999点 地場大手~中堅上位
850点~949点 地場中堅くらい
広島市にしても国にしても850点でランクの境があります。また1,000点を超えてしまうと、郡部に入るとスーパーゼネコンと同等に扱われます。ですから上手い事この間を狙わなければなりません。
お陰様で昨日この書類をすべて提出して来ました。例年より1か月早い提出です。
ちなみにこの総合評点はネット上で公開されています。気になる会社があればCIICで検索されると面白いかもしれません。ちなみに今回の申請での弊社の点数は966点の予想。手計算ですので、間違っていたらごめんなさい。
約1か月で点数が届きます。